別府の観光名所
別府といえば、何といっても温泉です。
市内にたくさんの温泉があり、
源泉数は約2300か所と、日本の総源泉数の約10分の1。
さらには、湧出する湯量も日本最大と、
温泉街として有数の地位を築いています。
別府の駅に降りれば、見えてくるのは町中から
わきたつ湯気の数。
あらゆるところから湯気が立ちのぼり、
周囲にホテルが立ち並ぶ姿は、圧巻と言えるでしょう。
別府に着いたらまずは温泉を堪能していただきたいのですが、
温泉以外でも楽しめるスポットが数多くあります。
そのうちいくつかを紹介するので、
別府に立ち寄った際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
別府海浜砂湯
別府国際観光港の横にある、珍しい温泉です。
ミシュランガイドで2つ星の評価も受けており、
国際的にもお墨付きとなっているスポットです。
この砂湯は、古くから海岸の砂浜に
温泉が湧き出たものを利用したもの。
温泉で湿った砂を体にかけてもらい、
その熱で体を温めるものです。
私も以前挑戦しましたが、
15分の時間があっという間にすぎていきます。
砂の重みで身体の力が抜けるのとともに、
背中から温泉の暖かさを感じます。
時間が終わると、いつの間にか汗で浴衣がびしょびしょになっているほど。
もちろん、身体についた砂と汗は、
シャワーと内湯で流すことができます。
ちなみに、内湯ももちろん温泉。
二度おいしいスポットでした。
なお、こちらは最大12人までしか利用できないため、
日々混雑している状況とのこと。個人的なおすすめは夕方。
夕焼けで鮮やかな色の海と空をいっぺんに眺めることができます。
地獄蒸し
別府の鉄輪温泉では、古くから100度近い源泉温度の
高さを活かした調理が行われていました。
そこから温泉の蒸気が噴き出す窯が作られ、
地獄釜と呼ばれ愛されてきました。
この地獄窯を活かした調理のことを『地獄蒸し』と呼び、
野菜や魚介類などさまざまな食材をざるに乗せて、
地獄釜から噴出する蒸気に当てて調理を行います。
塩分を含む高温の蒸気で一気に蒸すことによって、
食材本来のうまみが閉じ込められ、
よけいな味付けをせずともおいしくいただけるそう。
鉄輪温泉では、湯治目的で滞在できる宿もあり、
そこでは宿泊客用に地獄釜を開放していますが、
観光客向けに手軽に地獄釜を使える地獄蒸し工房もあります。
そこでは食材の持ち込みも可能とのことで、
気軽にバーベキュー気分で地獄蒸しを楽しむことができます。
地獄めぐり
地獄とは、各地に点在する源泉(地獄)のこと。
別府温泉は、さまざまな源泉があるのは先ほど記載しましたが、
実は様々な色をした温泉や、間欠泉などが存在します。
こうした観覧を目的とした源泉を巡るのが、
別府の観光の醍醐味と言えるでしょう。
別府には海地獄(コバルトブルーの源泉)、
血の池地獄(赤色の源泉)龍巻地獄(間欠泉)など、
多数の地獄が存在します。
定期観光バスでも地獄めぐりができ、
また別府地獄組合に加盟している7つの地獄のうち、
5つは鉄輪温泉近くに集中しており、
比較的まわりやすいスポットです。
別府の観光名所
以上、ぜひ訪れてほしい場所をまとめました。
別府にはほかにも、訪れるべきスポットがたくさんあります。
なので、せっかくなら2泊以上泊まることで、
別府の魅力を存分に楽しんでみてくださいね。
なお、別府温泉では、『温泉ハイスタンダード!極楽地獄別府』
というチャンネルも運営しています。
まじめな温泉談義からお遊び動画まで、
たくさんの動画がアップされています。
ぜひ、見てみるのはいかがでしょうか。
コメント
温泉はなかなか面白そうです。
いい参考になりました。ありがとうございます。